今更感。
もう何年も前に買っていたものを読んだ形。もっと早く読めば良かった。とはいえ、エンジニアになってすぐに読んだとしてもピンと来なかったかもしれない。
この本にはエンジニアとしてどう振る舞えば良いかという記述がずらっと並んでいて、以下が特に良かった。
- 04: コーディング規約を自動化する
- コードの私物化を防ぐ
- Lint などの仕組みで規約を設ける
- 06: リファクタリングの際に注意すべきこと
- フルスクラッチの誘惑に負けない
- 08: ボーイスカウト・ルール
- きた時よりも美しく。
- 14: コードレビュー
- 友好的に。相手が辛い気持ちにならないように。お菓子を食べながらレビューするというのは良さそう。
- 24: 変更を恐れない
- ボーイスカウトルールと似ている。変更する勇気を。
- 26: 言語だけでなく文化も学ぶ
- 言語の思想を知れ。それが良いコードへと繋がる。
- 29: DRY 原則
- Don’t Repeat Your Self。コーディングのみならず、全ての業務に対して言える。
- 41: 無駄な警告を排除する
- 警告を無視するな。これは最近の業務でもバグを生んだ事例であった。
- 42: コマンドラインツールを使う
- IDE が裏でやっていることを理解しよう。コマンドを理解しよう。そうすれば自動化も容易くなろう。
- 43: プログラミング言語は複数習得すべき
- 57: ポリモーフィズムの利用機会を見逃さない
- ポリモーフィズムで条件分岐を減らし、より読みやすいコードへ。
- 58: テスト担当者はプログラマの友人
- 当然そうだろうと思っていたけど、改めて認識した。
- 61: ビルドをおろそかにしない
- Androider だったら、適当に書いた gradle で満足しない、かな
- 71: パフォーマンスへの道は地雷コードで敷き詰められている
- ソフトウェアメトリクスを活用してみよ。
- 74: 「イエス」から始める
- 頭ごなし否定しない。
- 79: テストのないソフトウェア開発はあり得ない
- 言うまでもないことだが、できていない実態がある....
- 80: 1 人より 2人
- 82: 他者への思いやりを意識したコーディング
- Umuntu ngumuntu ngabantu
- 道徳っぽい
- 87: プログラマとテスターが協力してできること
- テスターから達成に必要な項目をまず貰う、っていうのは良さそう。
- 10: 名前重要
- 名前ですごく悩むことが昔多かった
- 名前が難しい局面は大抵名前をつけようとしている対象そのものが微妙な時なんだよな
少なくとも読んだ前と後では、これらの内容よって自身の意識と振る舞いが変わっている、と思う。 これまでやってきておらず、気がつかされた内容もあるし、なんとなくやってできているつもりでも、こうやって文字で読んだ結果、やっぱり一部不足している部分に気がつくことができて、それを埋める振る舞いを心がけている。